福祉と平和

私は、人々のいのちと平穏な生活を奪う戦争を社会福祉とは対極の最大の人権侵害と考えています。

2015年9月19日、わが国は、戦後70年一度も外国と戦火を交えなかった歴史をかなぐり捨て、集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法が、国会内外の激しい反対運動の中で、民主主義のルールを無視した形で「成立」しました。

日本国憲法第9条は次のように定めています。

第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


この規定をどう読めば集団的自衛権の行使が容認できるのか、あるいは、抑止力という名の軍拡に何の正当性があるというのでしょうか。

私は、とくに、沖縄で暮らした経験から、平和の尊さを肌で感じてきました。

わが国唯一の地上戦の舞台となった沖縄では、米軍基地(とその関連施設)の74%が集中し、騒音や事故、あるいは米兵による犯罪のリスクに日常的にさらされ、また今でも、多量の不発弾が地中に埋まっており、平穏な生活が脅かされています。

沖縄で撮影した写真をいくつか紹介します。


(行政が建てた憲法9条の碑・那覇市・与儀公園)


(沖縄県営平和祈念公園にある平和の礎)



(沖縄平和祈念資料館展示むすびのことば)

私は、戦争のない社会こそが安心・安全な社会であると考えています。


【平和問題を考えるLINK】

広島市の原爆・平和サイト

長崎市のながさきの平和

私の出身校(大学院)に併設されている立命館大学国際平和ミュージアム

沖縄戦の歴史を現在に伝える県営平和祈念公園



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